【現役エンジニア目線】子供向けプログラミング学習は役に立つのか

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子供向けプログラミング

現役Web系エンジニアのカズです。エンジニア歴は7年ほどになります。

今回は小学生向けのプログラミング学習はどのような効果がありそうなのか。

将来役に立ちそうなのか。などをエンジニア目線で個人的な感想を含めて記事にしてみました。

結論、社会で働くうえで必要な能力を育てることができ将来的に役に立つと考えています。

 

本記事の内容

・子供向けプログラミング教材おすすめ2選

・実際のプログラミングとの違い

・実際のプログラミングとの共通点

・メリット

・デメリット

・最後に

子供向けプログラミング教材おすすめ2選

・マインクラフト

・スクラッチ

 

マインクラフト



マインクラフトは「マイクロソフト」が提供するゲーム感覚でプログラミング学習ができるサービスです。

世界的にも人気のゲームです。
ゲームを進めていくだけで、「論理的思考能力」「問題解決能力」「想像力」を身につけることができます。

 

スクラッチ

既に多くの日本の教育機関で使用されており「子供のプログラミング教材」を代表する教材と言えるでしょう。

対話型の物語やゲームを作りながら、プログラミングを学習することが可能です。

具体的には日本語のプログラム命令文が日本語でパズルのように存在しており、それを並び替えて配置することでプログラムを組むことができます。

物語の中に録音した自分の声を使用できるのも人気の理由の一つです。

仮にパソコンがなくても、7インチ以上のタブレットがあればアプリを無料ダウンロードすることで使用が可能です。

 

実際のプログラミングとの違い

・プログラミング言語を使わない

・タイピングしない

 

プログラミング言語を使わない

プログラミングは、本来プログラミング言語を使用してパソコンに命令文を書きます。

しかし、それをいきなり使用するのはハードルが高いです。

子供向けプログラミング学習で使用される教材は、日本語化されたブロックをパズルのように並べて簡単にプログラムを組むことができます。

 

タイピングしない

キーボードを使用してタイピングをするわけではないので、タイピングの学習はまた別で必要になります。

 

実際のプログラミングとの共通点

・何を作成するかを考える

・プログラムの構成を考える

・チームでコミュニケーションをとりながら成果物をつくる

 

何を作成するかを考える(要件定義)

実際のプログラミングの仕事では顧客から要望を聞いて、それをエンジニア視点で技術的に実現可能なのかを判断して要件を調整しつつ、どんなサービスを作るのかを具体的に決めていきます。
専門用語で言うと、要件定義というものです。
実際の実務では色々な条件を踏まえて要件定義しないといけませんが、根本的な「何をどのように作るか」の想像力を働かせる点で共通しているのかなと思っています。

 

プログラムの構成を考える

小学生向けのプログミング教材は、日本語化されたブロックをパズルのように並べてプログラムを組みます。

主に「条件分岐」と「繰り返し処理」に限った話ですが

この構成を考える過程は実際のプログラミングをするときと同じと言ってよいと思います。

 

チームでコミュニケーションをとりながら成果物をつくる

複数人で成果物を作成する場合は、コミュニケーション能力を養いながら成果物を作成することができます。
これは実際のプログラミングを用いた業務でも重要なポイントだと思います。
もちろん、プログラミングに関係のない業務にも共通しています。

 

メリット

論理的思考力が身につく

論理的思考力とは具体的にどういったことか、深堀してみましょう。

・問題点や上手くいかない原因を考えて見つける

・問題解決方法を考える

例えば自分が実現したいようにプログラムが動かない場合に、何が原因なのかを考える必要があります。

「どこまでは上手く動いているのか。」「このパズルの組み合わせから上手く動かなくなっている」など一つ一つ確認していくことで、深く考えるようになるでしょう。

本当にあっているのか、と常に疑問を投げかけるとことで全ての物事に対して考える癖がつきます。
そして問題解決のために、どうすれば良いかを考えます。
「方法を数パターン試して徐々に答えに近づいていく」という経験を積んでいくことで、問題解決能力が向上すると思います。

 

想像力・創造力を伸ばせる

プログラミング学習の良いところは、自分のアイディアを成果物として形に残せることです。

アイディアを出す際に、「どんなものを作ろうか。」「誰に対してつくろうか。」

など思考を巡らせて作成することで、想像力・創造力を伸ばすことができます。

 

コミュニケーション能力が身につく

「複数人で協力して成果物を作る。」「パソコンを使いながらプレゼンをする」などを経験することによって、コミュニケーション能力やプレゼン能力を育てることができます。

 

デメリット

効果が実感しにくい

プログラミング学習をすることで思考力が身に付きやすいわけですが、

それを目に見える形で実感するのは難しいです。

例えば、他の習い事であれば級が上がることや学校で点数が上がったなど成果が見えやすいでしょう。

それに比べれば少し成果は実感しにくいと言えます。

とはいえ思考力が上がることは全ての教科に対して意味のあることです。

プログラミング学習をすることで直接的な成果を求めすぎない方が良いのかもしれません。

 

将来エンジニアになるための、直接的な学習にはならない

小学生向けの教材をやっていたから「就職に有利」「エンジニアになれる」というわけではないと思います。

直接的な効果のあるものではなく、あくまで全ての物事に共通する思考力を育てるという観点で捉えるのが良いのではないかと個人的には考えています。

 

最後に

私個人の主観ですが、プログラミング学習は他の習い事と比べても「論理的思考力」「想像力」「コミュニケーション能力」などの社会に出た時に必要な力を伸ばせる貴重な学習だと考えています。

現時点では、受験やテストに直接役立つ教科ではないでしょう。

しかし、多くの方が経験するように受験のための学習は社会に出たときには不要なことも多いのではないでしょうか。

おすすめ子供向けプログラミングスクール

・キュレオ(QUREO)

・Tech Kids School

・みらいのおねんど教室

・HALLO

・リタリコワンダー

・ロボットプログラミング教室 ロボ団

・D-Schoolオンライン

・STAR Programming SCHOOL

・STEM Academy Kids

・子どもプログラミングスクールegg

・ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室

・N Code Labo

 

詳しくはこちらの記事で紹介します。

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